ものには、それぞれ「使用頻度」があります。毎日使う、週に一回程度、月に一回程度、特定の季節だけ…
というように、まずはそれぞれの使用頻度を把握しましょう。
マンションリフォーム研究所スタッフの近藤です。
使用頻度の高いものほど出し入れしやすい場所に置きます。
出し入れしやすい場所とは、立ったまま腕を伸ばしてラクに手が届く場所です。
使用頻度が低くなるほど、ラクに手が届く場所から遠くに配置します。
その際、安全のために「軽いものは上に、重いものやかさばるものは下に置く」
などのルールを決めておきましょう。
次に考えたいのが「取り出しやすさ」です。
たとえば、毎日使う茶碗や皿。食器棚の奥行きに合わせて奥に皿を置くと、
奥の皿は取り出しにくいですよね。また、皿を高く積み上げると、下の皿を取り出すのは大変です。
それを改善するために
・棚の高さを調整する
・カゴを利用して奥の食器を取り出しやすくするなど、
より使いやすくするためのアイデアを家族で考えてみましょう。
服をたたんで仕舞うのが面倒で散らかるのなら、
全ての衣類をパイプハンガーにかけて収納する方法もあります。
これなら、季節ごとに衣替えをする手間も省けます。
家事の時短にも役立つので、忙しい方にはピッタリです。
収納する量を維持するためには、何かを買ったら同じ量だけ処分することも大切です。
例えば靴を一足買ったなら、最も傷んだ靴や使用頻度の少ない靴を捨てるのが理想的です。
しかし、そうできない場合もありますよね。ならば、季節の変わり目、半年に一度などと時期を決めて、
モノが増えすぎていないか定期点検をしましょう。いい機会ですから、ついでに収納スペースの掃除や
カビの有無のチェックもしたいものです。
「今週はこの部屋、来週はこの部屋」
と、少しずつ点検すれば負担を軽減できます。
この時、家族と一緒に作業すれば、
収納のルールを自然と伝えることができます。
意見を交わしながら、より使いやすいように改善することもできます。
不思議なことに、家族に一人は片付けが苦手な人がいるものです。
お宅はどうですか?使いやすく片付けられた収納スペースは、
片付けの面白さを教えてくれます。その収納が、苦手意識を改善するきっかけになるといいですね。