帰省するたびに広い住まいは掃除が大変。
マンションリフォーム研究所スタッフの近藤です。
子供部屋を設けず、もっと狭い住まいにすればよかった。
それなら住宅ローンの返済も楽だったろうに…
と、親に愚痴をこぼされている知人がいます。
新婚当時、知人の両親は六畳二間の公営住宅に住んでいました。
やがて、子どもの成長をきっかけに一戸建てを新築しました。
新築を決意したのも、予算や間取りを決めたのも両親。
なのに帰省するたびに愚痴を聞かされるので知人はストレスを感じているようです。
『家を建てたりリフォームするのに最適な時期』について考えたことはありますか?
・住宅ローンの金利が安い時・消費税が増税される前・頭金の準備ができた時
・気に入った土地が見つかった時・第一子が小学校に入学する前・子供が巣立った時
など、人によって様々な答えがあることでしょう。
もし最適な時期が分からなくて困っているなら
誰を中心にして家づくりしたいのか考えてみましょう。
子どもが中心ですか?それとも、夫婦が中心ですか?
子どもが中心なら、資金計画が整い次第、すぐに建てるまたは、リフォームしましょう。
子どもと一緒に過ごせる時間は、今この瞬間にも減り続けています。
新居での生活を少しでも多く楽しんでもらいたいのなら
急いだほうが良いでしょう。
一方、夫婦を中心に考えるのなら急ぐ必要はありません。
子どもが巣立った後に新築するなら広さはそれほど必要ではありません。
小さくて豪華な家を建てることもできれば、
浮いた予算を老後の資金に充てることもできます。
「広い家は掃除が大変」とストレスを抱えながら生活する必要もありません。
どちらも捨てがたいというのなら、最初に子どもを中心とした家づくりをして、
子どもが巣立った後に夫婦を中心にした家に変える
『リフォーム』や『減築』もいいですね。
減築とは、家を小さくする改築工事のことです。
新居が将来のストレスの原因にならないよう、
誰を中心に家づくりをしたいのか、今一度考えてみませんか?