トイレの定期点検忘れずに!事故にも繋がるのです
マンションリフォーム研究所スタッフの近藤です。
温水洗浄便座の国産化が始まったのは1967年。
ちょうど50年前です。1970年代後半には洋風便器の出荷が和風便器を上回りました。
そして今、温水洗浄便座の一般世帯普及率は80%を超えています。
最終的には、どこまで数字を伸ばすんでしょうね。
■交換の目安は10年
温水洗浄便座は電気製品です。 故障した状態で使用し続けたり
経年劣化したものを交換せずに使用したために 発煙や発火、
感電などの重大事故を招いた事例があります。
それを防ぐには、
・10年を目安に交換すること
・定期的に点検して安全性を確保すること
が必要になります。
■ついでに点検する習慣を
トイレ掃除の際に点検をすれば、故障の早期発見ができます。
チェック項目は
・便座が割れていないか
・便座のゴム足が外れていないか
・便座コードにキズがついていないか
などです。
そのほか、普段使用する際に、
・温水の温度は、設定より高温又は低温になっていないか
・便座が温まらない、急に熱くなるなどの異常はないか
なども意識するようにしましょう。
■低温やけど
便座に長時間座ったり、温風乾燥を長時間使用すると低温やけどの危険性があります。
特に高齢者や介護が必要な方は注意が必要です。
新聞や本をトイレに持ち込んで長時間過ごす方も要注意ですね。
トイレは、住宅用火災報知器の設置義務の対象外。
火災の早期発見が難しいことを考えると、ちょっと怖いですね。