結婚年数が経つにつれ、同じ寝室で寝る夫婦の割合は減る傾向があるようです
マンションリフォーム研究所スタッフの近藤です。
複数の調査を見ると、新居の寝室は夫婦同室ですか?それとも別室ですか?
睡眠の時間と質、満足していますか?
厚生労働省の調査によると1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合は、
平成19年を境に、年々増加しています。
彼らの40%以上は日中に眠気を感じています。
また、フジ医療器の調査によると、
・寝ても疲れが取れない
・何度か目が覚める
・なかなか寝付けない
などの理由で、97.1%もの人が睡眠への不満を訴えています。
あなたはどうですか?
■夫婦別室
「夫婦の寝室を別にすると離婚につながる」という説は根強いですね。
しかし、配偶者のいびきや就寝時間の違いなど、同室で眠ることが睡眠の質を悪くするのなら、
むしろ寝室を分ける方が賢明です。
睡眠に満足できない状態が続くと、やがて心身の健康が損なわれます。
イライラしやすくなり、仕事や人間関係にまで影響を及ぼすことがあります。
間取りの関係で別室にできなくても、クローゼットや間仕切りで緩やかに区切ることはできます。
夫婦のどちらかが睡眠時間や質に不満を抱いているのなら、新居の睡眠環境について、
お互いの本音を伝えて話し合いましょう。
50代以上の夫婦は…
積水化学工業住宅カンパニーの調査研究機関である住環境研究所が、
「定年後の夫婦の暮らし」について意識調査を行いました。
夫婦の寝室の希望について聞いたところ、
同室・・・53.1% 別室・・・46.9%
と、それほど大きな差はありませんでした。
しかし、「どちらかというと夫婦別室にしたい」「夫婦別室にしたい」という人の割合を男女別で見ると、
男性・・・39.6% 女性・・・55.6%
と、はっきりとした違いが…。
特に、夫婦別室を強く希望する女性の割合は、6年前の調査から10ポイント以上増加しています。
いろいろと考えさせられる結果ですね。