あなたは、洗濯機の下を定期的に掃除していますか?
こんにちは!
2006年から自然素材の家づくりを名古屋地区で続けている
マンションリフォーム研究所の中尾奈津絵です。
洗濯機の周囲なら掃除機を使えますが、
下はモップを差し込める範囲しか掃除できませんよね。
洗濯機を簡単に移動できるならまだしも、
防水パンがあると洗濯機を持ち上げなければ移動できないので大変です。
『前進』や『後退』のボタンをポチっと押すと足が延びて移動する、
な~んて洗濯機があれば、防水パンがあっても力が無くても
簡単に洗濯機を動かして掃除できそうですが…。
需要が少ない高額商品になりそうな予感。
■防水パン(洗濯パン)
防水パンとは、洗濯機の下に設置するプラスチック製の設備です。
洗濯機からの漏水や腐食、振動を防ぐ働きがあります。
防水パンの主なサイズは3種類です。
いずれも奥行きは64cmですが、幅が64~80cmと異なるので、
新居で用いる洗濯機のサイズに合わせて設置します。
■フラットタイプ
四方が高く中央が平面な、最も一般的な形状です。
隙間が無くて掃除しにくいのが欠点ですが、
底上げできる台を併用すれば掃除しやすくなります。
■四隅が底上げされているタイプ
洗濯機の足を置く四隅が高い分、
床と洗濯機の間が広くなるので掃除しやすくなります。
洗濯機が大きくてフラットタイプでの対応が難しい場合や、
排水口と排水ホースの位置関係が悪い場合にも重宝します。
ただし、四辺は高くないので漏水に対応しきれない場合があります。
■四辺と四隅が高くなっているタイプ
四隅が底上げされているタイプより高さはありませんが、
フラットタイプより掃除しやすい形状です
■ホコリとニオイ
機周辺のホコリが湿っている時は、
・排水ホースに亀裂が無いか
・排水ホースが排水口に正しく接続されているか
を確かめましょう。
排水口からの悪臭が気になる時は、
・排水口から排水ホースを外し、排水ホース内の汚れを掻き出す
・排水口の部品を外して洗う
・髪やホコリなどの大きな汚れを除去してからパイプ洗浄剤を注ぐ
などの対応をします。
解決できない時や1人での作業が不安な時は、業者に相談するといいですよ。
なお、洗濯機を移動して掃除する時は、必ず蛇口を閉めて、
ホースや配線を外しておきましょう。
防水パンに欠けや破損があると、
洗濯機の重さに耐えられなくなるかもしれません。
発見したら、速やかに交換しましょう。